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降格

2015年03月23日

降格(人事) | 通常の人事で行われる降格であっても、難しい判断が必要です

降格(人事)とは、一旦上げた職位や職能資格を引き下げることを指します。これを懲戒処分の一環として行う場合はかなり重い処分となります。(降格処分

さて、組織運営をしていく中で、あるポストが組織の都合で廃止になったり、ある人の能力が見込んだほどではなかったりすることは普通にあり得ます。

「キミは人事部の部長だったけれども、人事部は組織再編で総務部の下、人事管理課となったんだよ。だから、人事管理課を課長として率いて欲しい」であったり「うーん、キミを副参事にしたけれども、やっぱり主事として頑張ってほしい」といった感じです。

普通にありそうですよね?組織が時代に合わなければ再編する事も当然ですし、一旦昇格したとしてもそれに見合う能力が無ければやはり元の職能資格に戻したいといったケースも存在しそうです。

しかし、こういったケースはあまり聞きませんよね?
  • 人事権の行使としての降格は可能だが…
これらのケースはあくまで会社側の人事権の行使です。つまり、昇進昇格と同じで、ある意味では会社の勝手
にできるのです。

ただし、降格人事をした場合、その対象者の士気(モラール)が著しく下がったり、「部長は、社長に嫌われているから課長にされてしまったんだ…」といった風に根拠のない噂が拡がったりしたりと、組織運営上、好ましくない影響が回りに出てしまいます。

だって、あなたが部長で、課長や次長に降格になったら「なんでだよ…会社は自分の事なんか考えていないんだ!」といった風にやる気が無くなってしまいますよね?

また、あなたの上司である部長が、ある日課長や次長に降格になってしまえば、やはり動揺しますよね?

このように、人事権の行使であると言っても、一度昇進・昇格させた人を降格させるのは好ましくないのです。
  • そのうえ
さらに、人事権の濫用といったキーワードで、降格人事自体が違法とされるリスクも存在します。懲戒処分としての降格は就業規則にその旨が謳っていないとできません。しかし、人事権の行使としての降格処分はいつでもどのようにであっても自由にできるとすれば、バランスを欠いてしまいます。

(というか、「これは人事権の行使です!」と言えば全部セーフなら懲戒処分のうち、降格処分だけは制限なしでできることになってしまいますよね。)

このため、妥当であるかとか合理的であるかといった条件に合致するかで判断されることがあるのです。

こう考えると、簡単には昇進や昇格させることはできないですよね。人事は人事(ひとごと)と書きますが、人の事だからこそ慎重に考える必要があるのですね。

人事で言われる言葉あれこれ


keieimanga at 22:27|PermalinkComments(1)