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人事

2015年05月12日

人事部 | 予算設定権と人事権が権力の源泉と以前に聞いたことがありますが

人事部とは、その名の通り組織の人事関係をの仕事を行う部署です。人事権を持つ場合が多いので、企業文化次第では非常に大きな権力を持つことになる部署であるという事もできます。

一般的な仕事内容としては、新卒や中途社員の採用関係、研修の実施や出向転籍昇進昇格のいわゆる人事異動の管理があります。

また、人事異動をするための基礎資料を作る為の人事考課の実施や給与計算、労働保険や社会保険の手続きといった仕事もあります。

このように、場合によっては従業員の(会社員)人生を左右するような決定に関わる事となるので、大きな権限を行使することにつながるのです。
  • 大変な仕事です
もちろん、人事関係の情報は一般的に自社内の機密情報扱いがなされます。人事情報は働く人が共通して関心のある事項であるため、うっかりと話したら非常に大変なことになってしまいます。

そのため、この人事部に配属される人にとって、口が堅い事は前提条件となります。

また、人事異動を行った際、人事異動の対象者にとって納得しがたい決定である場合には、組織のための判断であっても逆恨みされる可能性すらあります。

このように、非常に大きな権力を社内で持つがゆえに、非常に大きな責任が負わされるといった部署なのですね。

会社の部署

keieimanga at 22:02|PermalinkComments(0)

2015年04月06日

出向 | どのような位置づけの命令であるかは文脈で判断する必要があります

出向とは、ある従業員さんが元の会社の従業員でありながら、別の会社の指揮命令系統に入り、そちらで勤務することを指す言葉です。

元の会社の従業員のままで(籍が残る)、別の会社の指揮命令系統に入る(上司や部下は別の会社の人)といったモノです。

例えば、田中さんが埼玉県にあるパンの商品を企画するA社で会社で製品の企画をしていたとします。この時、田中さんが別会社であるB社の野田工場(千葉県)に、技術担当として赴任したとします。

あくまで田中さんはパンの商品を企画するA社の従業員ですが、実際の仕事はB社のパン製造工場で工場長の指揮命令に従って行うといったモノになります。

この場合、所属はA社のまま、B社で働くといった形になりますよね?こういった状態を指して出向すると呼ぶのです。

このように、出向とは別の会社の指揮命令系統で勤務するといっただけの事なので、ネガティブなイメージが有るかもしれませんが、別に出向という言葉自体にネガティブな意味合いはありません。

これに対し、A社内で商品企画部から製造部である工場に移るのは配置転換と呼ばれます。
  • どのような出向であっても認められるわけではない
とはいえ、「キミは子会社に出向だよ!」などと言われると、なんだか左遷みたいなイメージがあり、若干ではありますがネガティブなイメージが出てきます。

さらに、元の会社に籍があるとはいえ元の会社の指揮命令系統に戻れるかどうかの保証はなく、いわゆる片道切符(行ったっきりで戻れない)である可能性もあります。

そのため、出向命令は人事権の行使であるとされているものの、それを濫用することは許されないとされています。具体的には、業務上の必然性がないにもかかわらず本人にとって不利益な場所に出向させるといった事はダメであるとされています。

前述のパン工場の例ならばなんとなく認められそうですが、A社でパンの商品企画をしていた田中さんがB社のパン工場ではなく、遠方にあるC社の石川県の金沢事務センタで伝票のチェック係をするような出向は怪しいです。(埼玉から転居が必要となるので本人の負担は大きいですし、必然性が無ければ基本的には望ましくないですね)
  • とはいえ
とはいえ、子会社に出向することにより、本社ではなかなか経験できないような組織全体を統括するといった経験を積ませ、いわゆる出世街道にする場合もあります。

但し、いずれにしても出向する人にとっての影響は非常に大きなものとなるので、雇用する側は慎重な運用を心がけたいものです。

また、雇用される側で理不尽な出向命令を受けた場合には専門家に相談するといった選択肢があるという事を心に留めておいてもらえればと思います。

人事で言われる言葉あれこれ

keieimanga at 22:44|PermalinkComments(0)

2015年03月30日

配置転換 | 配置転換は実は組織人の人生を左右する力があるのです

配置転換とは人事異動によって、本人が違う部署に移り違う仕事をする場合などを指す言葉です。違う部署に移る為、結果として転勤を伴う事はあります。

そして、この配置転換は、自社内での異動であるという点に注意が必要です。というか、通常の人事異動では、自社内で別の部署やチームに移るといった形が多いと思いますので、配置転換がいわゆる普通の人事異動のイメージでいても問題ないと思います。

これに対して、籍は自社に置きつつも、別会社で働く『出向』や、 籍自体別会社に移って働く『転籍』といったモノもあります。

こういった人事異動と比較すると、配置転換は『自社内で仕事が変わる』 といったモノになるのですね。
  • 上下の移動には別の言葉が使われます
さて、 会社に残るかどうかといった切り口で配置転換について見てみましたが、上下の移動(つまり偉くなったりするか)といった切り口でみたいと思います。

こちらについては、配置転換した上で昇進昇格する事(場合によっては降格)はあり得ます。しかし、配置転換はこういった昇進・昇格といった上下の動きではなく、部署や仕事が変わるといった横の動きのイメージとなります。
  • やはり就業規則が大切です
さて、 このような配置転換ですが、実際に行うためには就業規則に謳っておくことが必要となります。このように、会社側が何かをしようと考えた際には、就業規則の裏付けがとても大切になるんですね。

また、就業規則で謳えばどんな配置転換であっても認められるというわけではありません。

例えば、合理的な理由がないにもかかわらず(誰かをやめさせるために)不当に閑職に追いやるといった事は争いになれば認められないケースがあります。(とはいえ現実には十分ありえるのですが…)

しかし、基本的には配置転換は業務命令になる為、拒むことは難しいと理解した方がよさそうです。

「人事権と予算の権限は権力の源泉である」などと言われることもあるように、権限の濫用にならない範囲で人事権を行使するだけであっても、大きな権力となります。

もっとも、実際には人事の決定権がないにもかかわらず「○○さんが理不尽な人事をしている」などと矢面に立たされる人もいるので、難しいところです。

いずれにしても、人事と予算の決定権限があるところには、組織で働く人の人生を左右する力があるので、細やかな配慮を求めたいところですね。

人事で言われる言葉あれこれ 

keieimanga at 00:07|PermalinkComments(0)

2015年03月23日

降格(人事) | 通常の人事で行われる降格であっても、難しい判断が必要です

降格(人事)とは、一旦上げた職位や職能資格を引き下げることを指します。これを懲戒処分の一環として行う場合はかなり重い処分となります。(降格処分

さて、組織運営をしていく中で、あるポストが組織の都合で廃止になったり、ある人の能力が見込んだほどではなかったりすることは普通にあり得ます。

「キミは人事部の部長だったけれども、人事部は組織再編で総務部の下、人事管理課となったんだよ。だから、人事管理課を課長として率いて欲しい」であったり「うーん、キミを副参事にしたけれども、やっぱり主事として頑張ってほしい」といった感じです。

普通にありそうですよね?組織が時代に合わなければ再編する事も当然ですし、一旦昇格したとしてもそれに見合う能力が無ければやはり元の職能資格に戻したいといったケースも存在しそうです。

しかし、こういったケースはあまり聞きませんよね?
  • 人事権の行使としての降格は可能だが…
これらのケースはあくまで会社側の人事権の行使です。つまり、昇進昇格と同じで、ある意味では会社の勝手
にできるのです。

ただし、降格人事をした場合、その対象者の士気(モラール)が著しく下がったり、「部長は、社長に嫌われているから課長にされてしまったんだ…」といった風に根拠のない噂が拡がったりしたりと、組織運営上、好ましくない影響が回りに出てしまいます。

だって、あなたが部長で、課長や次長に降格になったら「なんでだよ…会社は自分の事なんか考えていないんだ!」といった風にやる気が無くなってしまいますよね?

また、あなたの上司である部長が、ある日課長や次長に降格になってしまえば、やはり動揺しますよね?

このように、人事権の行使であると言っても、一度昇進・昇格させた人を降格させるのは好ましくないのです。
  • そのうえ
さらに、人事権の濫用といったキーワードで、降格人事自体が違法とされるリスクも存在します。懲戒処分としての降格は就業規則にその旨が謳っていないとできません。しかし、人事権の行使としての降格処分はいつでもどのようにであっても自由にできるとすれば、バランスを欠いてしまいます。

(というか、「これは人事権の行使です!」と言えば全部セーフなら懲戒処分のうち、降格処分だけは制限なしでできることになってしまいますよね。)

このため、妥当であるかとか合理的であるかといった条件に合致するかで判断されることがあるのです。

こう考えると、簡単には昇進や昇格させることはできないですよね。人事は人事(ひとごと)と書きますが、人の事だからこそ慎重に考える必要があるのですね。

人事で言われる言葉あれこれ


keieimanga at 22:27|PermalinkComments(1)

2015年03月17日

昇格 | 格が上がっても部下が増えたり、権限が増えたりはしません。

昇格とは、職能資格が上がることを指す言葉です。いわゆる役職が上がる昇進とは、混同しやすいのですが別の言葉になっています。

昇進≠昇格

なのですね。

例えば、課長部長になるといった風に、役職が上がり、行使できる権限や率いる部下の数が増えるようなモノを昇進と言います。

地位が上がるので、権限が増え、その分責任も増すといった感じになります。

これに対し昇格とは、社内の職能資格制度で決められた職能が上がる事を指し示す言葉です。職能ですから、能力が向上し、より高度な仕事を行いうるとされたといったものになります。例えば、主事から副参事へ、5級職から6級職へ、J職からS職へ。といった風に『位』が上がるといったモノです。

そして、職位が上がったので、公式的にはより上級の役職を担えると社内では認定されたといったイメージになります。

『職能資格制度』といった言葉には、資格との単語が隠されているように、資格が与えられるといった風に捉えても良いと思います。

しかし、あくまで地位に就きうる資格が与えられただけなので、その地位が保証されるというわけではありません。

「斉藤君は次長職を務められるね。」といった職能資格の人が昇格して「斉藤君の能力的には部長職を務めることが可能だね。」といった風に認定されるような感じです。

但し、認定されただけなので、上の例の斉藤さんがどのような役職に就いているかはわかりません。場合によっては何の役職も付いていないような事もあり得ます。

このように、昇格したからと言って昇進するわけではないですし、逆に、昇進したからと言って昇格するわけでもありません。場合によっては、昇進するという事もあり得ます。

これらの説明から、昇進と昇格は全く別の概念であることがなんとなくお分かり頂けたと思います。

ある人がいわゆる出世したとされる場合の組み合わせの例としては

  • 昇進-昇格
  • 昇進
  •    -昇格
の3通りが考えられるのです。(昇進も昇格もしない場合、変化なしなので組み合わせには入れていません。)

人事で言われる言葉あれこれ

keieimanga at 23:10|PermalinkComments(0)